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2014年03月27日(木)

吉祥寺と日本酒 第一回~にほん酒や~

吉祥寺と日本酒 第一回~にほん酒や~

吉祥寺で美味い日本酒を飲める店。

美味い日本酒に出会ったことはありますか?
全国各地に様々な味わいを持った日本酒があります。
お店に入って「おすすめを。」と店員さんにお酒をセレクトしてもらうのも楽しみ方の一つ。

今シリーズでは、吉祥寺の「美味い日本酒が飲める店」をご紹介していきます。

看板写真
内観写真

常に新鮮な切り口を見せてくれる店「にほん酒や」

第一回目に登場するのは、吉祥寺に店を構えて5年目の「にほん酒や」さん。

白を基調にしたガラス張りの店内は、いわゆる「日本酒の店」のイメージとは違う。
一見すると「カフェ?」と思ってしまうような洗練された店構えだ。正面には解放感のあるカウンターキッチンがあり、その端にはさりげなく、お酒を温める為の酒燗器がある。
一人客にも優しく、連日にぎわいを見せている人気店だ。

鹿もも写真
酒写真

自由な発想の料理と、それに合う日本酒

にほん酒やの料理は、和食という概念にとらわれない自由な発想の創作料理。もちろん、それぞれの料理に合わせると美味い日本酒も揃えている。この日出していただいたのは、「鹿のもも肉の煮込み」。10日間ほど熟成させた鹿のモモ肉を2時間半ほどコトコトと煮込み、あっさりめのトマト味で仕上げている。つけ合わせのマッシュポテトと一緒に食べるとちょうど良い。

この料理に合う、と勧めてくれたのが、「十旭日(じゅうじあさひ)浪花ブレンド」だ。3年熟成と5年熟成の酒をブレンドしたもので、去年大阪で行われたイベントの為に特別にブレンドされたもの。にほん酒やでしか味わえない酒だ。透き通った黄金色でほのかに香ばしく、酸味はあるがそこまで主張せず柔らかい、熟成酒の優しい部分を包み込んだようなお酒。スパイシーな煮込みにも合う、と教えていただいた。

燗酒の旨さ・おもしろさ・誠実さ

にほん酒やの店長高谷さん曰く、「お燗には誠意がある。」。もちろん冷たくて美味しい日本酒もたくさんあるが、同じ酒でもひと手間かけることで楽しみ方が増え、味わいの幅も広がる。さらに、温めてお酒を飲むと、次の日の酒の残り方が全然違う。これは私も体験済みだが、冷えたアルコールは体に回るのが遅く後で一気に酔いが回る。温かいものはその場で少しずつ回っていくので体も変化に順応しやすい。(※もちろん飲みすぎたらどっちにしろ酔っぱらう!)

高谷さんに燗酒のおもしろさを教えてくれたのが、同じく吉祥寺にある燗酒の店「カイ燗」だという。燗酒の店に女性の一人客が多く訪れていたことに衝撃を受け、お酒も出し方によって伝わる魅力が全く違ってくる、ということを実感したのだそう。吉祥寺らしい、人のつながりを感じる。
にほん酒やおすすめの銘柄は先述した「十旭日」。イベントを通じたコラボも数多く行い、まさに、にほん酒やの顔と言える。十旭日だけで10種類ほどは揃えているそうなので、ご来店の際はぜひお試しを。

盃台
器

日本酒を通して見つける「おもしろさ」

テーブルに粋なものを見つけた。盃台と呼ばれるお猪口をのせる小さな台だ。今のようにテーブルがなかった江戸・明治時代くらいまではこの盃台にのせて酒を出していたそう。一つ一つ顔の違うデザインで、美味い酒をより一層楽しませてくれる名わき役だ。酒器で日本酒を楽しむのもおもしろい。

にほん酒やはいつもなにか「おもしろいこと」を企んでいる。ワインを出す店や料理家とコラボレーションしたり、屋形船でイベントを開いたり。朝から日本酒を出したり。音楽好きの高谷さんの言葉を借りるなら、「意外なアーティストの共演から生まれる名曲」のように私たちを驚かせ、新たな面白さ、豊かさを教えてくれるにほん酒やの世界。これからも美味い日本酒と、たくさんのワクワクを体験させてくれるだろう。

取材・文/オオトヨウコ

お店 にほん酒や
所在地 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-7-13レディーバードビル101
TEL 0422- 20-1722
定休日 木曜日
ホームページ http://web-farmer.jp/
外観写真

他にも見つけた美味い日本酒を呑めるお店

須弥山
吉祥寺で古くから地酒を扱う草分け的な店。四季を感じられる日本料理と日本酒を楽しめる。
吉祥寺ひまり屋
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「らしさ」に「戦略」を。FUBUKI

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